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ローコード開発はセキュリティの負担が少ない!主な対策を紹介

ローコード開発ツールは、非エンジニアでもシステム開発ができる画期的なプラットフォームです。一方、「セキュリティ対策は十分なの?」と、セキュリティ機能の是非を気にする方は少なくありません。

今回は、ローコード開発ツールの主なセキュリティ機能や、ITエンジニアを目指すなら知っておきたい「情報セキュリティの3要素」について解説します。加えて、「ローコード開発はセキュリティ対応の負担が少ない」といわれる所以についても、簡単にご紹介します。

「情報セキュリティの3要素」とは?

まずは、ITエンジニアが身につけるべき「情報セキュリティの3要素」についてお話します。システム開発におけるセキュリティ対策は、「機密性」「完全性」「可用性」の3要素から成り立ちます。各要件の詳細は次の通りです。

機密性

機密性(Confidentiality)とは、「特定の人以外が情報にアクセスできない状態」や、その仕組みを指します。前提として、顧客情報や新商品・新サービスの公開前情報、財務情報全般など、企業はあらゆる「情報資産」を保持しています。

万が一、外部の第三者が、これらの情報にアクセスできた場合、情報漏洩や情報改ざんに発展する恐れがあります。このようなリスクを回避するため、アクセス制御やパスワード認証、多段階認証などのセキュリティ対策を講じ、情報の機密性を高める必要があります。

完全性

完全性(Integrity)とは、正確な内容の情報資産を、常に最新状態に保つことをいいます。自動車の自動運転技術、医療現場でのIoT活用など、「完全無比」が求められる技術と関連性が高い要件です。

たとえば、IoT機器はサーバーに蓄積されたビッグデータや、機器本体のセンサーから周辺情報を取得・分析し、関連機器を制御します。自動運転技術がまさにそれで、 AI (人工知能)が膨大な情報を正確に処理して始めて、安全な走行を実現します。

一方、アクセスした走行データが誤っていたり、センサーの故障から周辺環境を取得できなかったりする場合、AIは車両の制御を誤ります。事故の引き金になるのはもちろん、自動運転という先端技術の信頼性が揺らぐ事態に発展するでしょう。それだけ情報の完全性は、ITシステムにおける重要要素といえます。

情報資産の完全性を担保するには、全データの変更履歴・操作履歴のログ管理や暗号化、データバックアップなどが有効です。

可用性

可用性(Availability)とは、情報資産を継続的かつ安全に利用できる状態を指します。たとえば、大地震などの天災でシステムダウンした場合、早急な復旧が求められます。バックアップデータからの復旧で現状回帰できれば問題ありません。

しかし、メインシステムが完全に停止したり、サーバーが物理的に破損したりした場合、復旧は困難です。システムの二重化や支社の設置、オフィス用の防災発電機などを導入し、早期復旧に向けた対策を施します。こうした取り組みは全て、情報資産を守ることに繋がるのです。

ローコード開発がセキュリティ対策コスト削減に繋がるワケ

一般的にローコード開発は、セキュリティ対策に必要なリソース・工数が少ないといわれます。理由はシンプルで、あらゆるセキュリティ対策をプラットフォーム側が用意しているためです。

ゼロベース から構築するスクラッチ開発では、先述した「情報セキュリティの3要素」に基づく様々なセキュリティ対策を講じなければなりません。一方、ローコード開発ツールには、プラットフォームそのものにセキュリティ対策が施されています。つまり、エンジニアが構築した部分のみのセキュリティ対応で済むわけです。

ローコード開発ツールの主なセキュリティ機能

ここでは、一般的なローコード開発ツールが備える主な機能をご紹介します。

各種認証機能

ITシステムの機密性向上の観点から、ほとんどのローコード開発ツールが「ユーザー認証機能」を搭載しています。一般的には、メールアドレスとパスワードでプラットフォームにログインし、開発中または運用中のシステムの機密性を高めます。

ローコード開発ツールにおけるユーザー認証機能では、パスワードポリシーの設定可否をチェックしたいところです。パスワードポリシーを設定できる場合、パスワードの長さや変更禁止期間、変更履歴などを記録でき、当該システムのセキュリティレベル向上に繋がります。

このほか、メールアドレスやパスワードとは別に、セキュリティコードを要求する「二段階認証」、特定ドメインのメールアドレスでのみログインできる「ドメイン認証」、認証時に外部プロバイダーを介する「サードパーティー認証」などがあります。

アクセス制御機能

ITシステムの完全性を担保するには、データのアクセス制御が有効です。たとえば、開発部門のエンジニアをアドミンユーザー、営業部門などのユーザーを一般ユーザーに登録。新規データの登録や変更、消去における権限を、アドミンユーザーにのみ付与します。対して、一般ユーザーには閲覧権限のみ付与します。こうした細かいアクセス制御により、構築システムの完全性を高めることができます。

ログ管理機能

システム構築におけるアクセス記録や操作記録は、プラットフォーム側のログ管理機能で保存・確認可能です。「いつ」「誰が」「どこに」「何をした」のかが一目瞭然となり、不正アクセスやデータ改ざんなどを防ぎます。また、各種ログから様々なデータを復旧できるため、ITシステムの可用性向上も期待できます。

まとめ

年々高まる、情報セキュリティの重要性。情報漏洩は関係各所に多大な迷惑をかけるほか、自社の信用失墜にも繋がります。万全な体制でスクラッチ開発に臨めない場合、豊富なセキュリティ機能を備えた開発ツールの導入をおすすめします。

なお、昨今は世界中のベンダーがローコード開発ツールを提供・販売しており、セキュリティ対策もツールごとにまちまちです。開発要件と照らし合わせつつ、必要なセキュリティ対策が施されているか、事前に確認してください。

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