ノーコード情報満載!

  1. ノーコード
  2. 197 view

AppSheetの機械学習機能でスピーディーなアプリ開発が可能に

検索サイト大手のGoogleが提供・運営するノーコード開発ツールのAppSheetは、AIやML(機械学習機能)を基本機能として実装しており、高度なアプリをスピーディーに開発できると注目されています。今回は、AppSheetの機械学習機能や、それによって「できること」をご紹介します。

AppSheetとは?

AppSheetのトップページ
画像:www.appsheet.com

AppSheetは、「Gmail」や「Gdrive」などの クラウドサービス を手がけるGoogleが開発・運営するノーコード開発ツールです。2020年1月、ノーコード開発ツールの スタートアップ 企業である「AppSheet」社を買収し、自社サービスとして リリース しました。そうして、ノーコード・ローコード業界に本格参入しました。

AppSheetには、3つのアプリ開発パターンがあります。1つ目は「Start with your own data(所有データを元に開発)」です。同社のスプレッドシートやワードファイルなど、あらかじめ用意したデータからアプリを自動生成します。

2つ目は「Start with an idea(アイデアを元に開発)」、そして3つ目は「Start with a sample data(サンプルデータを元に開発)」です。初めてアプリ開発に挑戦する場合、所有データを用いる「Start with your own data」がおすすめです。ソースコードの記述はもちろん、複雑な設定が不要で、さまざまなアプリを開発できます。

また、搭載機能も多岐にわたります。本ツールで特徴的なのが、AppSheet独自に組み込まれている機械学習機能です。

機械学習とは?

機械学習とは、特定のアルゴリズムを用いてコンピュータを反復学習させること、あるいはその関連技術や仕組みを指します。 AI やディープ・ランニングにおける中核技術であり、昨今はさまざまな業界・業種において、利活用されています。

機械学習が何を実現するのかというと、たとえば、意思決定の自動化です。膨大なビッグデータを分析・処理し、将来的な影響要素を考慮した上で、AIが意思決定を行います。

また、機械学習の本質は「反復行動」にあります。画像認証やメール・文章の返信など、単純な反復的プロセスは自動化が可能です。さまざまなシステムやサービスに組み込むことで、人的コストの削減に繋がります。

AppSheetの機械学習機能とは?

AppSheetでは、機械学習機能によりアプリ開発工程の効率化を図れます。ここでは、主な機械学習機能と、それが何を実現するのか解説します。

Predictive Models

Predictive Modelsは、機械学習で予測処理を行う機能です。これは、 AI に将来的な影響要素や物事の発生要素など、数値を予測させるうえで“AI予測”に欠かせません。Predictive Modelsをアプリに組み込むことで、さまざまなデータなどを分析・予測処理し、利用者の意思決定に役立てたり、AIが意思決定を行ったりできるようになります。

唯一ネックなのは、あらかじめデータを用意する必要があることです。人間とは違い、元となる情報(データ)がなければ、AIは予測できません。すでに膨大なデータを抱えている場合、その関連ソフトウェア・サービスと連携するのがおすすめです。

たとえば、AppSheetには、サードパーティー製ソフトウェア・サービスとの連動機能があります。アプリを「Salesforce」社などのSFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理システム)と連動させ、外部ツールから顧客情報などを参照できます。それを元に、予測処理を行います。

本機能を上手く使うことで、MA(マーケティングオートメーション)のようなアプリを作成することが可能です。たとえば、「自社の新商品・サービスに興味がありそうな顧客」や「将来的に契約を切られそうな顧客」など、さまざまな予測処理が可能になります。

OCR Models

また、「OCR Models」という機能があります。一般的にはOCR(Optical Character Recognition)機能と呼ばれ、紙のスキャンや文字起こしなどに使われる技術です。それに機械学習の要素を持たせた機能です。

「OCR Models(Beta)」を上手く使えば、機械学習を組み込んだ経理業務アプリを開発可能です。たとえば、紙のレシートや領収書の画像データで、OCR機械学習モデル(学習用データ)をあらかじめ作成します。これはデータ入力の枠組みをつくるイメージです。

続いて、レシートなどの非構造化データをOCR機能でスキャンします。「取引先」「担当者」「品目」「金額」などの数値が、対応する学習用データに自動入力されます。これにより、経理業務におけるデータ入力を自動化することが可能です。

また、「OCR Models(Beta)」は機械学習機能の一種です。プロセスの過程で「○○はレシート」「○○は領収書」と反復学習を行い、そのデータを蓄積していきます。使えば使うほど精度・品質が向上する点は、機械学習モデルを組み込んだアプリならではの魅力です。

まとめ

先進的なノーコード・ローコードツールの登場により、アプリ開発の敷居は大幅に下がりました。ソースコードの記述が不要になるだけでなく、 AI /MLといった先端技術をアプリに組み込めるのは、本当に画期的なことです。高度な技術を有するITエンジニアでなくても、機械学習を主軸としたアプリや、WEBサービスを開発できることに、技術の進歩の速さを痛感します。

以上、Googleが満を持して リリース したノーコード開発ツール、AppSheetについてご紹介しました。ノーコード・ローコード開発ツールは、AppSheet以外にもさまざまな種類が提供されています。別記事で詳しく解説していますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

ノーコードの最近記事

  1. Autifyの概要からテスト自動化への導入事例までを徹底解説

  2. Platioはノーコードで作成できる便利な業務アプリ!機能や特徴を解説

  3. UNIFINITYで業務効率アップ!使い方とメリットやデメリット

  4. WebアプリとWebシステムの開発に役立つ!FastAPPの概要

  5. STORESの使い方を解説!初心者でも分かる基本や応用のまとめ

関連記事

PAGE TOP